「つくろう! 気候変動に強い職場」
参議院議員選挙の日程も決まり、各種調整に追われています。有力とされていた日程に落ち着きましたので、ほぼ予定通りに進めるということになりますが、これから選挙運動に関わってくれる組合員の日程調整など細やかな調整をしていくことになります。
ところで、連合のFacebookページに、「つくろう! 気候変動に強い職場」アクションの様子を紹介するエントリが並びました。
このアクションは、「気候変動(地球温暖化)を防ぐエコな取り組み、エコな企業活動を行う職場」を作ろうという取り組みです。実際に何をするのかというと、その手順は公開されているのでここに書いても問題ないと思いますが、連合からリーフレットやパンフレットが送られてきて、それを各組織の組合員で掲げて写真を撮ります。そして、それをSNSにアップするというものです。
もともとITUC(国際労働組合総連合)が旗を振っている取り組みで、日本もそれに賛同していることを示すといったところです。
こういう組合員で集まってプラカードを掲げ、その取り組みの理解も深めましょうという活動は最近増えているような気がします。
組合員が集まる機会を作るので、その場で勉強会を開いたりもします。ですので、ただプラカードを掲げて写真を撮るだけというわけでもないのですが、SNSに写真を投稿して、それが連合のページなどで一斉に揃うと、何だかプラカードを掲げているだけに見えてしまうのは悩ましいところですね。
環境に配慮した職場づくりを
連合は「連合エコライフ21」という運動を展開しています。
組合事務所から組合員家族、そして、国民的展開へということで、まずは組合事務所から環境に配慮した取り組みをしましょう、というものです。
http://www.rengo.org/about.html
今回の「つくろう! 気候変動に強い職場」は、環境に配慮した職場づくりをというものでしたが、普段からそういう活動をしようと連合は旗を振っているのです。
ただ、それも実際の取り組みとなると、なかなか難しいというのが実感です。そろそろ、蒸し暑い日も続くようになって、職場でも冷房の使用が増えます。そのとき、環境への配慮ということで節電をとばかりに、冷房の温度を下げ過ぎないようにしたりするのですが、いざやってみると、職場は暑くてたまらないということに。以前、とある府省に夏に訪問した時に、あまりの室内の暑さに驚いたことがあります。
節電ということですと、昼休みに消灯するということも行われたりします。昼食に大半の社員が外に出てしまうのであれば、それでも構わないとは思うのですが、たくさん在席しているのに消灯してしまって、暗い中で昼食のお弁当を食べているのを見ると、何だか理不尽に思います。
環境活動は大変重要ですし、環境に配慮した職場づくりも大切なのですが、一方で、そこで働く人たちのことは置き去りにして欲しくはないなと思います。
労働組合としては、環境活動と合わせて、働く人にも配慮した職場づくりも進めなければなりません。特に、これから夏になると、職場によっては過酷な環境に働く人がおかれるというところもありますので、そういう職場の環境衛生の向上のための取り組みをしていかなければなりません。
参議院議員選挙も大事なのですが、それに劣らないぐらい、職場の環境衛生の向上も大事です。