物価高の2022年
2022年の終わりを迎えようとしています。
まだまだコロナ禍での活動が強いられる一年となりましたが、こと労働組合活動ということで言うと、今年は物価高の影響を強く感じる一年だったと思います。
来春の2023年春闘に向けて、動き出しているところですが、組合員からも物価高の影響について様々な声が寄せられています。
連合の「2023春季生活闘争方針」でも、物価高についての記述が目立つものになっています。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2023/houshin/data/houshin20221201.pdf?9860
物価が上昇しても、それに応じて給与も上昇していけば、大きな問題とならないところもあります。問題は、物価は上昇しても給与が思うように上昇していかないことで、実際に組合員から寄せられる声も「給料が上がらないのに、物価が上がってしまって生活が苦しくなる」というものです。
ここは労働組合としても頑張りどころで、経営側にきちんと賃上げを要求していかなければなりません。
2023年の労働組合活動では
2023年の労働組合活動は、何によりも、前述のように賃上げ実現に向けての強力な活動が求められています。
賃上げは毎年要望している事柄であって、2023年に新しく課題になったことではないのですが、社会的に物価高の影響が深刻になっているなかでは、まさに社会的な要請も背景としながら、経営側に要望を行っていくことが出来ます。
もちろん、2023年も感染症の状況は予断を許しません。2022年末になって、中国で爆発的な感染となっていることが報じられました。 https://www.yomiuri.co.jp/world/20221230-OYT1T50028/
日本国内でも、かつてほどに感染対策をうるさく言わなくなってしまったところもあるように思いますが、何らかの活動を行う際には感染対策は必須です。
労働組合活動でクラスター発生なんてことになったら、それこそ大きな批判にさらされることになります。そして、それは労働組合の活動への理解を失うことにもなります。
従来のように「組合員みんなで集まり、その団結を見せつけることによって」という方法は採りにくくなっているなかで、この間のコロナ禍での活動で培ったノウハウを最大限に駆使して、賃上げ実現のため、2023年春闘に注力していく必要がありますね。