労働組合

中央メーデー 久しぶりの現地開催

今年は現地とオンラインのハイブリッド開催

 4月29日、中央メーデーが久しぶりに現地で開催されました。

現地での開催については規模を縮小してとのことで、これまでの現地開催と比べると、参加人数は絞られたものになったようですが、それでも現地参加した人に聞くと盛況だったそうです。

連合東京や各団体などのブースの出展も、かつてのように行われましたが、これも基本的には飲食などが伴わないものとのこと。以前と同様にというわけには当然いきませんが、徐々にかつての様子に戻っていくのでしょうか。

 中央メーデーは現地開催のみではなく、ハイブリッドでの開催。

 Youtubeで、その様子が配信されていました。

 ほぼステージのみを映している場面でしたが、ときおりステージ周辺が映ることがあり、傘をさしながら現地で参加されている方々の様子がうかがい知れました。

ここのところバーチャルでの開催が続いていましたので、運営側には苦労もあったことと思いますが、今回は特に問題もなく配信もなされていたように見えました。

オンラインの併用で参加者の拡大を

 私の所属する地域でも4月29日にメーデーの現地開催を終えました。

こちらも規模は縮小してということでしたが、ここのところ、参加者は減少傾向という感じでしたので、あまり違和感なく、「いつもメーデーが戻ってきた」というのが率直な感想でした。

メーデーは開催されるのは5月のゴールデンウイークの最中。労働者のための「お祭り」という性格をもつイベントとは言え、なかなか休みのさなかに、「参加しよう」となりにくいのも事実でしょう。

コロナ禍で中止や規模縮小、オンラインでの実施に切り替わり、「正直、ありがたい」という声も身近では聞こえてきました。

特に現地での運営にあたることになると、事前の準備から事後の片づけまで、結構な作業量になり、負担に思っている組合員もいたことでしょう。

今後もメーデーイベント自体は実施されていくでしょうし、労働組合の活動の歴史を考えても、止めてしまうべきものでもありませんが、開催の方法は時代に合わせて考えていく必要があります。

その点、このコロナ禍で広がったオンラインの併用は今後を考えても重要な取り組みと言えます。 現地に行かなくても「気軽に参加できる」イベントに変えていく。現地で組合員や関係者が交流することも大事ですが、労働組合の活動をより盛り上げるために、参加の機運をたかめていくことが求められているはずです。