労働組合

2025年春闘も佳境に

2月27日は連合一斉アクション中央集会・アクションデモ

 2月27日は、「連合一斉アクション」の中央集会の日でした。
 会場の日比谷公園大音楽堂には、立憲民主党の野田代表と国民民主党の古川代表代行が激励挨拶に登壇しました。
 集会の後は、日比谷公園大音楽堂から鍛冶橋の交差点まで約2kmをデモ行進しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000023559.html

 この中央集会の日までに、連合のWebサイト上では、全国各地の地方連合会からメッセージ動画が寄せられています。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/2025action/

 なかなか一般の人が視聴することはないでしょうし、何なら労組の組合員でも、そこまで関心をもっているわけでもないでしょうが、それぞれの地域で特徴もあって、視聴してみると面白いと思います。

集中回答日へ向けて

 2025年の大企業の集中回答日は3月12日です(第一次集計の公表は14日です)。この日へ向けて、春闘も佳境を迎えていきます。

 2月27日には、自動車、電機など五つの産業別労働組合で構成する金属労協の金子晃浩議長が傘下労組の春闘での交渉状況について集計結果を発表しています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025022701022&g=eco

 9割に当たる組合が賃上げを要求しているとのこと。既に労使で協議が進められているなかですが、果たして、どのような回答が経営側から出てくるのでしょうか。

注目は賃上げの幅

 2月20日には、帝国データバンクが「2025年度の賃金動向に関する企業の意識調査」の結果を公表しました。2025年度に正社員の賃金改善が「ある」と見込む企業の割合は、2006年の調査開始以降、はじめて6割を超えました。
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250220-wage2025/

 賃上げ基調なのは間違いのないところなのですが、注目点はその幅がどうなるのかでしょう。
 各所で、その上げ幅の予想が出されています。例えば、三井住友DSアセットマネジメントは平均賃上げ率について2024年と同じ5.1%との予想を公開しています。
https://www.smd-am.co.jp/market/ichikawa/2025/02/irepo250228/

 初任給の大幅引き上げのニュースも連日ありますし、ここは春闘でも大幅な賃上げの実現というニュースを集中回答日には接したいところですね。