労働組合

総選挙、無事終了する

突然の総選挙

突然の実施となった総選挙も無事終わりました。
 労働組合としては、支援している立憲民主党と国民民主党が議席を増やすという好結果を得ることができました。今回も、「自分の所属する労働組合がどちらの政党を支持しているのか分からないから、比例区の投票に困った」という組合員の声は聞こえてきましたが、少なくとも選挙運動の支援ということでは、どの陣営に対しても必要なことは出来ていたのではないかと思います。

 総選挙はいつも突然とはいえ、今回は解散となってから、公示までの期間が短く、選挙運動の準備はどこも大変だったはずです。
 労働組合として選挙運動を支援する場合、主に専従の組合員を中心に予定を立てるわけですが、潤沢に専従がいるわけでもなく、どの陣営にどのように支援を割り振るのか、責任者は頭を悩ませることになります。
 東京の産別の本部に送り出している専従を、選挙期間中だけ各地の陣営に「呼び戻す」ということも行われます。

特に大変な公示日のポスター貼り

立候補手続きが終わって、いざ選挙戦となる公示日は特に大変です。
 立候補手続きが完了すると、届出順が確定します。この届出順に応じて、公設の掲示板に選挙ポスターを貼り付けます。この作業を、労働組合が支援している候補の陣営では、多くの場合に、組合員が担います。
 もちろん、その作業のすべてを専従の組合員で担うことはできませんので、一般の組合員にも無理を言って、仕事の調整してもらい、半休などの有給休暇なども活用してもらって、公示日の午前中にはすべてを貼り終えるべく作業をすすめることになります。

 そこで問題になるのがどこに公設掲示板が設置されているのかということです。通常の選挙時には、立候補者説明会の際に、公設の掲示板の設置場所を記した地図が配布されるのですが、今回は急の総選挙となった関係で、その地図は公示日になっても配布されなかった地域もあるようです。「前回の総選挙時と同様です」と選管の職員が言ったとか言わないとか。。。

 事前に、ポスターを地域別に割り振って、効率良く貼れるように準備しておくわけですが、いざ貼りに行ってみると、掲示板が地図どおりに設置されていなかったり、他陣営がこちらの場所に既に貼ってしまっていたり、うまくポスターが貼れずに歪んで貼ってしまったり、と当日は様々なことが起こります。

 午前中だけという約束で手伝いに来てもらったのに、午前中では貼り終わらないとか、そういうこともあったりします。
 それでも何とか貼り終えて、公示日の労働組合の一番の仕事が終わるわけです。