立憲民主党と国民民主党に分かれて
参議院議員選挙も終わりまして、内輪の結果報告会が先日ありました。といっても、いわゆる慰労会というやつですが。。。
労働組合関係ということでは、今回も立憲民主党と国民民主党に候補が分かれたことによって、日頃から中心的に活動に関わっている人は良いとしても、一般の組合員には投票にあたって間違えのないように伝えるのに苦心したのではないでしょうか。
ましてや、組合員の家族や関係者に協力をお願いする際には、きちんと候補者の名前を憶えて比例区の方で投票してもらう必要があります。「分からなくなったら政党名で投票」というのが出来ないんですよ、立憲民主党と国民民主党に候補者が分かれると。
明暗分かれる
肝心の選挙結果ですが、労働組合関係の候補者は国民民主党から立候補した電機連合の矢田候補以外は当選でした。
全体の選挙結果は自民党が勢力を伸長しました。野党は維新を除くと低調な結果でしたので、一人を除いて比例で議席を確保出来たということでは、労働組合としては一定の成果を出すことが出来たのではないかと思います。
労組出身議員に明暗 国民から立民に乗り換えた労組も<参院選2022>:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
こちら、東京新聞の記事ですが、「労組出身議員に明暗」とあります。確かに、電機連合の矢田候補は惜しくも落選でしたし、今回、これまで国民民主党からの擁立から立憲民主党からの擁立に変更した基幹労連とJAMの村田候補は功を奏するかたちで当選という結果となりました。前回と同様に国民民主党からの擁立だったら当選は厳しかったですからね。
連合会長も各地に赴くも
連合の芳野会長は、選挙期間中、精力的に各地に足を運び、選挙区の候補者の応援に力を入れていたようです。
選挙後の会見では、次のようなコメントをされています。
「本来ならひとつの塊になって戦えればよかった。非常に難しいと判断した」
連合・芳野会長、参院選は「非常に厳しい結果」: 日本経済新聞 (nikkei.com)
いや、選挙前に国民民主党と立憲民主党の連携に批判的なコメントをされていたように記憶していますが。
少なくとも、労働組合の候補の主戦場である全国比例で、電機連合の候補が議席を得られなかったことの責任の一端は連合会長の戦略ミスにあるような気もしますけどね。現場レベルでどうこう言える問題ではないですが、組合員と関係者に支持を浸透させる作業の大変さも知って欲しいですね。