労働組合の定期大会開催される
今週末は労働組合の定期大会でした。例年、この週に開催することになっていますので、今年も定期大会が終わると、梅雨の時期もそろそろだなと思います。
おそらく、各社の労働組合がこの時期に定期大会を開催しているはずです。国民民主党や立憲民主党の議員さんの活動報告をWebなどで確認すると、そんな定期大会での来賓あいさつの様子を見ることが出来ます。
労働組合の定期大会。組合に加入していても参加したことがないという人も少なくないはずです。私のところもそうですが、当日出席せずに、委任状だけを送って来るという組合員さんも多いです。
もちろん、労働組合の正式な行事ですので、議案書を作成したりする準備は事前に入念に行われています。
定期大会では何をするのか
では、定期大会ではどのようなことがなされているでしょうか。
参加したことがある人には自明かもしれませんが、そうではない人には未知の世界のことかもしれません。
ヤフー知恵袋にも、そんな質問を見つけることが出来ました。
この質問の回答にもあるとおり、定期大会では、予算の承認や決算の報告、活動報告が主に行われます。さらに、今年度の活動方針が確認されます。
活動報告では、主に春闘の結果の報告が行われますが、その他にも日常の活動の報告もあります。組合員の親睦行事を行っていたり、勉強会などの開催を行っていたりすると、その様子についての報告があったりします。議員さんが来賓としていらっしゃる場合には、挨拶があったり、労働組合の要請に応えて議員さんが行った活動の報告もあったりします。
集まって話し合いをするというよりは、報告事項が順次報告されていくというのが正確なところだと思います。
私の知る限り、ここで大きく何かもめるということはありませんが、なかには紛糾するというところもごく稀にあるようです。特に、春闘の結果が思わしくないと、この定期大会で組合員から不満が噴出するのではないかと、執行部側に緊張感が漂うということはあります。
送られてくる議案書はチェックしよう
実際に労働組合の定期大会に必ず参加しているという組合員は少ないはずです。特に不満も無いので、わざわざ定期大会に参加しても仕方ないと思う気持ちは私もよく分かります。しかも、定期大会は土日に開催されたりしますので、わざわざ休みの日を組合の定期大会に当てたくないと思うのは無理もありません。
それでも、組合員にとっては、一年の中でも最も重要なイベントとも言えるのがこの定期大会です。予算や決算、活動方針は全ての組合員に関わる重要な事項だからです。
そうは言っても、なかなか参加してまでとなると難しいでしょう。そこで出来る大事なことは、組合員に渡される議案書をチェックすることです。特に活動方針は全ての組合員で思いを一致させたいところですので、確認しておきたい事項です。
組合員の強力な支持があれば、労働組合として経営側とも強く交渉することが出来ます。もちろん、委任状を出すということも大切ですが、議案書にも目を通してから委任をして欲しいですね。